現代文については大学、学部によって得点が見込めない、確実性がないということから対策を全くしないという人もいます。
現代文はフィーリングの問題とかセンスの問題だからやってもしょうがないという意見も多いです。
逆に皆がやらないならここで差をつけよう???と言って色々やられる方もいます。
しかしこのどちらもおすすめできません。
現代文も試験科目です。
試験問題として出題されるということは正答の根拠となるなるものは必ず存在しなければなりません。
また記述・論述式の出題でも採点ポイントは絶対に存在しなければなりません。
そうでなければ問題として成り立ちません。
公平な採点もできません。
ということは、その正答の根拠や採点ポイントを見分けるための対策は必要になります。
論理を正確に把握する、解答のポイントとなる部分を正確に把握する等です。
しかもそれを制限時間内に処理する能力も必要になります。
逆に、大学、学部によっては本当に難解な問題文が出題されるところもあります。
ごめんなさいな言い方しますが、問題文がへなちょこビームを出しているとこもあります。
「何か伝えたいことがおありでしたら、もっとわかりやすくお書きになられたほうがよろしいのではないでしょうか」と言いたくなってしまうものもありますよね^^(あくまで個人的な感想です。)このようなものに多くの時間を割いたからといってそれに比例して得点が見込めるわけではありません。
ですので、志望大学、学部の問題傾向によっては多くの時間を現代文対策に割くことはコストパフォーマンスの点からおすすめできません。
とはいえ、問題が難解である大学、学部の場合受験生の得点差がつかないので、受験戦略として、その群れの中に自分がいる必要があるという意味で、
逆にそこそこ得点できる性質の出題をする大学ではそこそこの得点を取る必要があるという意味で、
基礎的な現代文の読解の方法論・評論用語・記述対策・漢字対策はしておくことをおすすめします。
学校や予備校の授業、教科書等を有効活用できればそれでもかまいません。
とにかく自分の他科目もあわせた計画、現代文の得点戦略、志望校の問題の性質をしっかり考慮したうえで対策方法を考えてください。
現代文に関してはセンター過去問や志望大学の過去問のみで対策を済ませている合格者も多くいます。
ただ基礎的なものが抜けている方や苦手意識のある方は読解の方法論について基礎的なものを読んでみることはいいことだと思います。
また、現代文を日本語だからという捉え方はあまりしないほうがいいと思います。
評論用語の意味がわからなければ英語等と同じ性質の問題になります。
以下問題集・参考書を上げますが、以前からお伝えしているようにかなり絞ってあげてあります。
あくまで参考です。
対策としてこういう項目がありますよということがお伝えしたいことのメインです。
書店に実際に行き同じ項目で色々比較してみるのもいいかもしれません。
[読解の方法論]「田村のやさしく語る現代文」(代々木ライブラリー)
「入試現代文へのアクセス」(河合出版)
「現代文読解力の開発講座」(駿台文庫)
読解のポイントがわからない、いまいちはっきりしないという方はこれらのうちどれか1冊をやってみるといいと思います。
[評論用語]「ことばはちからだ 現代文キーワード」(河合出版)
「現代文キーワード読解」(駿台文庫)
評論用語は英語・古文の単語と同じように捉えておいたほうがいいです。
そのキーワードの意味がわからないだけで文章の意味や解答のポイントに影響してくることも多々あります。
どちらか一冊やればいいですが、ことばはちからだだけで十分という合格者も多いです。
[記述・論述対策]「得点奪取 現代文 記述論述対策」(河合出版)記述論述に関しては、過去問演習をメインにしている合格者が多いです。
その際ですが、なるべく添削を受けること、それが無理でも数種類の過去問集をそろえ解答を比較するということがおすすめです。
現代文の解答は他科目にまして色々です。
ですので、これじゃなくてはいけないというよりも解答のポイントは何なんだろうという点に意識を持って解答を眺めてみるといいと思います。
[漢字対策]
「ステップアップノート30 頻出漢字と基礎知識」(河合出版)漢字対策本はいろいろあります。
しかし普段読む文章の中で意識を持ってこまめに漢字をチェックすることが何より大切です。
必要な方は書店に行って自分が気に入った構成の漢字対策本を選んでみてください。
読解が難解な場合の得点源や記述論述対策の際の正確な記述にも必要なものです。
ではこのブログを読んでくださっている全国の受験生の皆さん今日も一日頑張りますよ。
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